薬壺を持たない薬師如来《東寺》

《東寺 金堂》国宝

年代が桃山時代の代表建築。

東寺の本堂がまさにここ「金堂」

本尊さまは《薬師如来坐像》薬壺なし。

こちらか見て右に日光菩薩・左に月光菩薩。

桃山時代を代表する仏師、康正作

玉眼が入っていてどこから見てもこちらを見つめている。



如来様と菩薩様が❤

っと言っても区別がつきまへんなぁ~(・・?

仏像にはこの4種類とその他がありますねん。

◆如来:釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来、薬師如来

◆菩薩:観世音菩薩、地蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、弥勒菩薩

◆明王:不動明王、愛染明王、降三世明王、大威徳明王

◆天  :帝釈天、梵天、多聞天など四天王

◆その他:釈迦の十大弟子、達磨、阿修羅など八部衆、大黒天など七福神



まず、如来様と菩薩様の違い。

次の2つの目視点

《身分の違い》

《外観の違い》


・身分の違い

如来様⇒悟りを開いた人。真理を会得した人。

菩薩様⇒悟りを開くための修行中の身。


・外観の違い

如来様⇒パンチやったら如来!パンチを侮るとイケません。

悟りを開いた人かも知れません。螺髪と言います。

その他。如来の特徴は肉髻:頭が盛り上がっている。

白毫:眉間にある光を放つ毛。

そして身にまとっているモノがシンプル。

装飾品もありません。

薬師如来が薬壺。それと十二神将

大日如来が宝冠


菩薩様⇒ハデ!煌びやかな。そう菩薩様のモデルはお釈迦様。

貴族の出で裕福なん。美しい衣でアクセサリーなどを(笑)

化仏がみられます。



・薬師如来の守護⇒十二神将は天部の神々

昼夜の十二の時、十二の月、または十二の方角を守る。

十二支が配当。十二神将にはそれぞれ本地(化身前の本来の姿)の如来・菩薩・明王がある。

十二の各神将がそれぞれ7千・・・・

えええっと((φ(-ω-)カキカキ・・・12×7000・・・

8万4千の眷属夜叉で人間の煩悩に( ´艸`)



それと如来様は東西に分かれる。

東⇒薬師如来。東方のにある浄瑠璃世界

西⇒阿弥陀如来。西方にある極楽浄土



仏像はその姿や形の違いを楽しむことが出来ます。

「五郎丸ポーズ」の様に印を真似したり。

定朝の様な平安時代的な作りから鎌倉時代の運慶・快慶まで。

先日、奈良の国立博物館で拝見しまた、あちこちの仏像が見てみたくなりました。

なんだか楽しくなる京の和~PENGUIN

食いしん坊ですΨ( ̄∇ ̄)Ψ 神社仏閣が好きで 《素敵なお着物柄で蛇腹式&和綴じの御朱印帳作り》と《結びと想いを 水引》の会をしております。 ぬか漬けを漬けるのが好き。ひとり旅行。中国茶。お着物。歴史や古墳が好き。ラーメンが大好き。 只今、漢文と古文に興味あり(笑) naodabesa.amebaownd.com

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